びまん性脱毛症と白髪染め
年を重ねるごとに生えてくる白髪。気になりますよね。
おしゃれを目的のためだけでなく、生え際や分け目、つむじまわりの白髪の目立ちが気になって、白髪を染めたいと感じていませんか？
頭皮や髪をケアしながらに、白髪を目立たなくする白髪染めについて書いてみます。
（びまん性脱毛症の主な症状と原因とは詳しくは→こちら）
びまん性脱毛症と白髪染め - 安全な使用法のすすめ
びまん性脱毛症で白髪染めをすることによるデメリットはあるのか？
さて、白髪染めやヘアカラーが原因で脱毛を起こすのか気になりますよね？
白髪染めも種類があり、ヘアカラーの種類がいくつかあり、その中でもでも髪質体質による相性がり、一部の人では、ヘアカラーの成分に対してアレルギー反応を示すことがあります。
これにより、脱毛や頭皮の問題が引き起こされ、薄毛にも影響しすることも考えられます。
びまん性脱毛症に影響を与える白髪染めの成分
白髪染めに含まれる化学物質が、頭皮や髪に影響を与える可能性があります。
特にアンモニアや過酸化水素などの成分は、頭皮を刺激し、脱毛を悪化させることがあります。
これらの成分が頭皮や毛髪の影響を与え結果薄毛の原因になる可能性があります。
そのため、びまん性脱毛症の方は、低刺激の製品を選んだり、使用頻度を控えめにすることが推奨されます。
ではどんな種類の白髪染めがあるか詳しくみていきましょう。
びまん性脱毛症にはどんな白髪染めが合うのか？
びまん性脱毛症の白髪染めを選ぶ際は、頭皮に優しい成分の製品を選びます。
アルカリカラーよりもヘアマニキュアやヘナ、カラートリートメントなどの刺激が少ない製品がおすすめです。
白髪染めには大きく、４種類のお薬があります。
アルカリカラーのメリット
アルカリカラーは鮮やかで明るい色の選択肢が豊富であり、白髪をしっかりとカバーすることが可能です。
これにより、ファッションカラーのニーズやグレイヘアの対応に適しています。
アルカリカラーのデメリット
化学薬品を含むため頭皮に刺激を与える可能性があり、髪へのダメージが大きくなることがあります。
また、アレルギー反応を引き起こすリスクもあるため、特に敏感な頭皮や薄毛に悩む方には注意が必要です。
ヘアマニキュアのメリット
ヘアマニキュアは髪へのダメージが少なく、アルカリカラーよりもアレルギー反応が少ないとされています。
そのため、敏感な頭皮の方や薄毛が気になる方に適しています。
また、自然な発色をするため、よりナチュラルな見た目を好む方に適しています。
ヘアマニキュアのデメリット
色持ちが短く、定期的なリタッチが必要です。
明るい色に染めることはできず、色の選択肢も限られています。
ヘナカラーのメリット
ヘナは髪と頭皮に優しく、トリートメント効果があるため、髪を健康に保ちたい方に適しています。
長持ちする色合いとしても知られています。
ヘナカラーのデメリット
しかし、色の選択肢が限られ、主にオレンジやブラウン系の色しか選べません。
また、色が浸透するまでに時間がかかり、他のカラーへの変更が難しくなる可能性があります。
カラートリートメントのメリット
カラートリートメントは、髪と頭皮に優しい成分で作られており、一般的なヘアカラー剤に比べて刺激が少ないため、敏感な頭皮や薄毛に悩む方にとって安心して使用できます。
このトリートメント効果により、髪に栄養を与えながら色付けができ、髪の健康を保ちつつスタイリングすることが可能です。
また、化学成分が少ないため、アレルギー反応を起こしにくいという点も大きな利点です。
カラートリートメントのデメリット
カラートリートメントは色持ちが一般的なヘアカラー剤に比べて短いことが挙げられます。
これにより、頻繁に色を入れ直す必要があるかもしれません。
また、カラートリートメントでは明るい色や特定のファッションカラーへの染色が難しい場合があり、色の選択肢が限られることもあります。
さらに、白髪などを完全にカバーする力には限界があり、一部のユーザーにとっては十分なカバー力が得られない可能性もあります。
おすすめの白髪染めの方法
びまん性脱毛症に配慮した白髪染めを選ぶことは非常に重要です。
天然成分を用いた製品やアンモニアフリーのもの、低刺激性の白髪染めがおすすめです。
また、染める際は頭皮を保護するためにも、染める頻度を減らし、染料の接触時間を短くするなどの工夫が必要です。
びまん性脱毛症の白髪染めのケア
優しい成分の製品選び
アルカリカラーよりもヘアマニキュアやヘナ、カラートリートメントなどの刺激が少ない製品がおすすめです。
頻繁な染色を避ける
白髪染めはできるだけ頻繁に行わないようにし、髪や頭皮への負担を最小限に抑えます。
頭皮のケア
染める前後には保湿や栄養を与えるトリートメントを行い、頭皮の健康を保ちます。
低刺激の洗髪方法
頭皮に優しいシャンプーを使い、優しく洗うことで、染めた髪の色持ちを良くしつつ、頭皮への刺激を避けます。
びまん性脱毛症の白髪染めを担当する現役美容師からのアドバイス
びまん性脱毛症で白髪が増えると、肌がかなり透けて見えてしまういます。
体質による薄毛の進行、また白髪の進行は人それぞれです。
薄毛、白髪ともにどの様にしたいかで、薄毛の予防方法、白髪染めの仕方が変わってきます。
見た目による自分自身のモチベーションも変わってきますし、何より日常を気持ちよく楽しく過ごしたいですよね。
「白髪は染めたい」でも白髪染めによる失敗も怖いし、薄毛になるかもしれない心配もあると思います。
髪質、頭皮の状態、アレルギーの有無で、白髪染めの選び方、正しい染め方、頭皮のケア方法が変わってきます。
一人一人状態が違うため、髪の状態、頭皮や薄毛の状態、まずは相談できる美容師さんに相談し、自分の髪質や頭皮の状態に合った製品選びやケアを行うことをお薦めします。
